H1N1ウイルスが流行中

H1N1ウイルスが流行中

2016-02-26
インフルエンザウイルスが流行しているところ、この度、中高年の方を主として、重症患者が増えています。衛福部疾管署(台湾の厚生労働省検疫所)の統計によると、先週には320名のインフルエンザ重症患者が増え、直近五年間の週間記録を更新し、インフルエンザの重症患者数が累計771名となりました。

各大手病院の緊急外来は春節から今日に至るまで満員状態で、重症患者様を緊急治療するための中治療室と呼吸器が不足な状況になっています。。中高年だけではなく、高齢者および免疫力の弱めな方も重症になりやすいため、ECMO(体外式膜型人工肺)を使用し緊急治療しなければいけません。各病院の集中治療室がいっぱいになっているほか、インフルエンザ重症が進んでいる患者が増え続いていますので、ベッドが足りないと予測されています。

疾管署(台湾の厚生労働省検疫所)の副署長は、年長者が感染されやすいH3N2にたいして、今年の主に流行っているインフルエンザA型H1N1は、逆に中高年が重症になりやすいと公表しました。しかも、病状の変化も早く、3から5日で重症に進む可能性があるということです。

疾管署(台湾の厚生労働省検疫所)はまた、国民に普段まめに手洗いと呼吸器衛生に注意し、人混みや空気の流通の悪い公共の場には出入りしないよう呼びかけていました。もし呼吸器症状がでた場合にはマスクを付け、くしゃみをする時にはティッシュやハンカーチで、或いは服の袖で口と鼻を覆い、人と会話する時には、1メートルから2メートルの距離を保つように呼びかけました。
上誠
敦御